【キャンプレポート】ソフトBドラ1右腕に“ダメ出し”

[ 2009年2月2日 07:46 ]

 ソフトバンクのドラフト1位・巽真悟投手(22)=近大=がブルペンでの球数制限を発令された。高山投手コーチから体幹の弱さを理由に100球以内に抑えるように通告されたもので、100球以上を投げようとしていた即戦力右腕にとっては“ダメ出し”を出された初日となった。

 キャッチボール中、巽に向けて高山コーチの声が飛んだ。「100球以内に抑えるように」。キャンプ初日。巽はブルペンで猛アピールしようとした矢先だった。
 「本人は100球以上投げたかったみたいだけどね。でもやせているとかではなく体幹を鍛えないとダメ」と高山コーチ。細身の体をバネのように生かして投げる巽だが、体幹の弱い現在は疲労が増すと体の軸がブレてくる。先発候補として期待するからこそ首脳陣の判断で手綱を引いた。
 結局、ブルペンでは85球。切れのいい直球だけでなく、左打者対策として習得中のチェンジアップも投げ込んだ。「しっかり腕を振ることを意識した。気持ちよく投げられた」。打席に入った本多からは「腕の振りがいいから振ってしまう。西武の西口さんに似ている」と高い評価をもらった。「体幹を鍛えたら安定感が出てくる」と巽。今後はブルペン入りを継続する一方、体幹を強化するメニューをこなして今キャンプ中の“100球超え”を目指す。

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2009年2月2日のニュース