【キャンプレポート】ブルペン1番乗りは高橋尚

[ 2009年2月2日 07:54 ]

 巨人・高橋尚成投手(33)が1日、宮崎キャンプ初日に今年初めてブルペン入りし、41球の投球練習を行った。昨年は自身初の開幕投手を務めたが8勝どまり。ブルペン1番乗りで仕上がりの早さをアピールし、目標に掲げている背番号と同じ21勝に向け好スタートを切った。

 満を持してマウンドに上がった。1月27日からの合同自主トレ中には、若い投手がブルペン入りする中、ひたすら遠投で肩をつくってきた。「いつでも投げられる状態」で、10年目のキャンプに備えてきた。
 プレートの後ろから11、捕手を立たせ9、最後は中腰にした状態で21球。軸足にしっかりと体重を乗せ、感触を確かめながら直球を投げ込んだ。初投げを終え「いい感じで投げられた。去年よりはずっといい。初日に合わせてやってきたから」と振り返った。
 今季に懸ける思いは強い。1月に内海らとともに行ったグアムでの自主トレでは、過去にないほどのハードメニューをこなした。「太ももは1センチ太くなったよ」と下半身が安定。ブルペン捕手のミットがほとんど動かない制球力に、成果が表れた。投球を見守った尾花投手総合コーチは「体をつくってきたなという印象。だいぶ走り込んだんでしょう」と目を細めた。
 まだまだ若手には負けられない。上原が抜けた今季、高橋尚が投手陣のリーダー役としてチームの先頭に立つ。

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2009年2月2日のニュース