高橋尚「イケイケで」６年前再現だ

練習でリラックスした表情を見せる高橋尚

　今回も日本一はオレが決める！優勝を懸けた第６戦に先発する巨人・高橋尚はリラックスした表情で軽めの練習。入念なケアを行ってから球場を後にした。

　「プレッシャーを楽しみながらイケイケでいければいいと思う。リリーフがいいしゲームをつくることを頭に入れながら飛ばしていく」
　第２戦（東京ドーム）では中島に２ランを浴びるなど、５回１／３を３安打２失点で降板したが、一発以外は完ぺきな投球だっただけに「この前も良かったし、いいイメージを持ちながらマウンドに上がれればいい」と自信はある。
　シリーズ男が本領を発揮する。ルーキーイヤーの００年はダイエーとの日本シリーズ第５戦に先発し、２安打完封勝利。０２年は西武に３勝０敗で迎えた第４戦に先発し、８回３安打２失点で勝ち投手になった。「あの時はまだ２０代で若かったし、今は（年齢が）上の方になっている。粘り強く自分の投球ができればいい」と意気込みを口にした。原監督は「先発が主導権を渡さず辛抱することが大事」と期待した。今季の開幕投手を務めた左腕が、最後もしっかり締めて、６年前の再現を狙う。

　＜クルーン　３度目胴上げ投手狙う＞守護神・クルーンが、シーズン、ＣＳに続くトリプル胴上げ投手を狙う。東京ドームで軽めの調整をした右腕は「今年はチーム最初のセーブも挙げたし、節目で挙げてきた。日本シリーズでもそうなれば完結すると思う」と意欲を見せた。来日４年目で初の日本一へ「みんなが２月から目標にしてきた。何とかあと１勝したい」と話した。