中島&細川 ケガ押して逆王手へ強行出場

[ 2008年11月8日 06:00 ]

サッカーボールで遊ぶ(左から)西口、帆足、涌井

 痛いなんて言っていられない。超音波治療を終え、都内の選手宿舎に姿を見せた西武・中島の気持ちはすでに固まっていた。後がない第6戦。若きチームリーダーが左脇腹のケガを押して強行出場する決意を示した。

 「きのうよりだいぶいいですよ。あした?いきますよ。出ます。いけそうな感じなんで、問題ないでしょう」
 前日6日の第5戦(西武ドーム)。4回に空振り三振した際に左脇腹に違和感を覚え、途中交代した。今シリーズは第5戦を終え17打数6安打、打率・353。2本塁打4打点と巨人投手陣を脅かしてきた。ブラゼルは頭部打撲で帰国し、G・G・佐藤は左くるぶし骨膜炎でシリーズ出場が絶望。王手をかけられた大事な一戦で中島が離脱となれば、レギュラーシーズンの快進撃を支えたクリーンアップ全滅となっていただけに、最悪の事態は免れた。
 同じく第5戦で一塁に滑り込んだ際に右肩に違和感を感じ途中交代した細川も「腕を振ってみても何ともなかった。監督に“出ます”と言います」と出場を誓った。この日は整骨院でマッサージ治療を受けるなどして、大一番へ準備を整えた。渡辺監督も「本人たちは“試合に絶対に出たい”と言うはず。あしたティー打撃などで様子を見てからだけど、オレは本人の意志は尊重する」と話しており、2人ともスタメンに名を連ねることになりそうだ。

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2008年11月8日のニュース