原ジャパン脅威!米国本気のドリームチーム

[ 2008年11月8日 06:00 ]

 来年3月の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)米国代表がドリームチームを形成することが6日(日本時間7日)、分かった。大リーグ公式サイトは各球団の主力選手が参加に前向きな姿勢を示しているとし、A・ロドリゲス(ヤンキース)ほか、今季ナ・リーグ2冠王のハワード(フィリーズ)ら30人の予想メンバーを掲載した。連覇を狙う原ジャパンにとって最大の脅威となる。

 公式サイトが報じた米国代表予想30人はほぼ現状のベストメンバーといっていい布陣だ。内野は前回も出場したA・ロドリゲス、ジーター、アットリーに加え、48本塁打、146打点でナ・リーグ2冠王となったハワードが入った。さらにマウアー、C・ジョーンズの両リーグ首位打者。投手陣も今季22勝の最多勝左腕リー、ポストシーズンを含む48度のセーブ機会すべてに成功したリッジが守護神に控える。タイトルホルダーがズラリと顔をそろえるオールスターだ。
 大リーグは9月に全選手を対象にWBC出場への意向調査を行ってきた。その中でスーパースターたちがこぞって参加へ前向きな返答を行ったという。前回大会で正捕手を務めたバリテックは「前回はどういうことになるのか分かっていなかった。われわれ代表にとっては第2回への試金石になった」と語る。そしてハワードも「大リーグが世界最高峰の舞台であること。そして米国が世界一であることを証明する機会はWBCだ」と強調した。第1回大会では2次リーグで韓国、メキシコに敗れ失点率で敗退。米国で行う大会で同じ失敗は許されない。
 同サイトは昨年のサイ・ヤング賞左腕サバシア(インディアンス)も出場に興味があるとしており、さらに強力メンバーとなる可能性もある。米国代表のワトソンGMは「実績ある選手たちが参加を表明してくれることで、大会も盛り上がる」と歓迎。近日中に監督を人選、代表合宿を2月下旬から行い、3月8日からの第1ラウンド(カナダ)に備える。
 日本は順調にいけば準決勝以降に対戦する。原監督率いる日本代表にとって最大の敵となりそうだ。

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2008年11月8日のニュース