五十嵐 FA行使せず残留決定的

[ 2008年11月8日 06:00 ]

 今季国内FA権を取得したヤクルト・五十嵐亮太投手(29)が、権利を行使せずに残留することが決定的となった。この日、本人側と球団側の代理人同士で交渉。出来高の細部や、契約期間中にメジャーへ挑戦できる付帯条項などに関して最終調整が行われていたが、双方が歩み寄る形で決着する見通しだ。

 交渉後、球団側の代理人から連絡を受けた大木球団取締役は「方向性としては残留してくれるんじゃないかと思っている」と合意間近であることを示唆。内容については「契約形態が変わるかもしれない」とした。当初の提示条件は3年総額3億円程度だったが、金額面の見直しに加えてメジャー移籍を視野に入れた2年契約、あるいは2年目を終えた後で五十嵐側に選択権を与える3年契約などの歩み寄りがあったとみられる。
 埼玉・戸田で練習を行った五十嵐は「週明けには方向性が決まると思います。決まったら話します」と10日に残留を正式表明する意向を示した。

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2008年11月8日のニュース