「星野氏は候補の一人」王さん、野村発言認める

[ 2008年10月20日 17:22 ]

 プロ野球の王貞治コミッショナー特別顧問は20日、来年3月の国別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の代表監督選考などを議論した15日の体制検討会議で、北京五輪で指揮を執った星野仙一氏を候補の1人に挙げたことを明らかにした。

 同会議に出席した楽天の野村克也監督が「王が『現役監督は難しい。星野がやるのがいいのではないか』と言っていた」と公にしたことを受け、王特別顧問は「戦い慣れて、反省点もあるという面から、そういう話はしました」と認めた。
 また米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手が、監督候補から現役監督を除外することに否定的な意見を述べたことに対して「『なるほどね』と思う」と理解を示した。王特別顧問は27日に2度目の会議が予定されていることも明かし「イチロー君の発言で、また違った意見が出るかもしれない」と話した。
 また、同会議に出席したヤクルトの高田繁監督は20日、次回の会議で「日本一のチームの監督がやるのがいいと思っている」と提案する意向を示した。野村監督が会議の一部内容を公表したことに対しては「会議の中身を話すのはルール違反。意見があるのなら、会議の中で発言すべきだ」と強い不快感を表した。

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2008年10月20日のニュース