松坂は“抑え”で待機…「連覇したかった」

[ 2008年10月20日 15:14 ]

 【レッドソックス1―3レイズ】最後の打者が二ゴロに倒れて敗退が決まると、レッドソックスの松坂は待機していたブルペンから肩を落として引き揚げた。喜ぶレイズのナインを横目に「やはり、負けて終わるのはきつい。連覇したかった」と本音が漏れた。

 ただの中継ぎ待機ではなかった。抑えのパペルボンに疲れが残っていたため、首脳陣から抑えとして起用する方針を伝えられていた。「後ろ、締めにいくときは任せるということだった。そういう状況の中で投げたかった」。味方の逆転を信じ、終盤を見守った。
 今季18勝3敗の成績を挙げたからこその指名。「去年の僕だったらなかった。プレーオフまでつなぐことはできた。そこまでは良かった」。意気に感じ、心の準備をしていた。だが、相手先発ガーザの前にわずか2安打。8、9回は小刻みな継投で反撃を封じられた。
 それでも先発した今シリーズ第5戦で味方が7点差を逆転するなど、一丸となって戦った充実感はある。「すべてにおいて相手の方が上だった。岩村さんたちには頑張ってほしい」。ワールドシリーズに向かうレイズにエールを送った。

 ▼松坂の話 やはり負けて終わるのはきつい。レイズがレイズの野球をやって、うちはうちの野球をできなかった。ことしの成績(18勝3敗)でなんとかプレーオフまでつなぐことができ、そこまでは良かったが、連覇したかった。来年また倒さなければいけない相手が一つ増えた。(共同)

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2008年10月20日のニュース