早大 延長ドロー!松本啓が100安打

[ 2008年10月20日 06:00 ]

 東京六大学野球秋季リーグ戦第6週第2日は19日、神宮球場で2試合が行われた。第2試合は首位の早大が延長12回規定により明大と0―0で引き分けた。第1試合は慶大が6―4で立大を下し、勝ち点3とした。この結果、優勝決定は11月1日からの早慶戦まで持ち越された。

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 早大は4年生の松本啓が第1打席で二塁内野安打を放ち、史上28人目のリーグ通算100安打を達成した。チームメートの上本も11日の法大1回戦で100安打を達成。同一シーズンで同一チームによるダブル達成の快挙となった。4打数3安打で打率・409とリーグトップをキープした松本啓は「勝たないとうれしくない」と笑顔はなかったが、今ドラフトで上位指名を狙う阪神・中尾スカウトは「俊足で強肩。将来が楽しみ」と絶賛していた。

 <明大 野村9回零封>先発した1年生右腕・野村が踏ん張った。勝敗は付かなかったが、9回を5安打無失点に抑えて、今季は通算33回2/3を投げて自責は0(失点1)。防御率は驚異の0・00で早大・斎藤を抑えてリーグトップにも「(中野ら)先輩の捕手のおかげです」と謙虚だった。連覇に向けてもう1敗もできない状況が続くが、野村は「気持ちを強く持っていきたい」と前向きだった。

 <慶大 直接対決へ闘志>慶大は連勝で勝ち点3とし、最終週の早大戦に優勝の可能性を残した。先発相沢は7回を7安打1失点。6回、二場に中前適時打を浴び、自らの連続無失点イニングは22回でストップしたが、通算9勝目を挙げ「10勝いきたい。投手戦に持ち込めないと勝てない」と早慶戦に闘志を燃やした。相場監督も「最後は中林と相沢で勝負」と8季ぶりの優勝を見据えた。

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2008年10月20日のニュース