昨季王者Rソックス一歩及ばず

[ 2008年10月20日 13:06 ]

2点のリードを許した9回、試合展開を見詰めるレッドソックスナイン

 【レッドソックス1―3レイズ】昨季王者がついに力尽きた。レッドソックスは1勝3敗のがけっぷちから連勝で迎えた第7戦、あと一歩届かず、ワールドシリーズ進出はならなかった。

 1回にペドロイアのホームランで先制した。小柄な体をいっぱいに使ってシーズンと変わらぬフルスイング。高めの変化球を左翼席にたたき込んだ。投げては第3戦で5失点したレスターが3回まで無安打と、序盤は優位に試合を進めた。
 松坂は「このチームは追い込まれても、サヨナラ勝ちの後でもあまり変わらない。そこが強み」と話していた。フランコナ監督は試合前に「大事なのは安定感」と繰り返したが、大一番でも変わらぬ力を発揮していた。
 だが、レイズ先発ガーザの前に7回まで2安打と打線が沈黙した。2点を追う8回に2死満塁の好機をつくったが、ドルーが三振に倒れ、最後まで流れをつかむことはできなかった。
 昨年はインディアンスを相手に1勝3敗から3連勝でリーグ優勝を決め、その勢いのままワールドシリーズは4連勝で制した。ことしはリーグ優勝決定シリーズ第5戦で0―7の劣勢をはね返しサヨナラ勝ち。劇的という意味では昨年を上回ったが、最後の詰めを欠きシーズンを終えた。

 ▼レッドソックス・フランコナ監督の話 目標を達成することはできなかった。でも、この2カ月間は今までで一番楽しい2カ月だったと思う。こういう結果に終わっても、その考えは変わらない。(共同)

続きを表示

2008年10月20日のニュース