下柳 踏ん張った!58年ぶりPS40歳勝利

[ 2008年10月20日 06:00 ]

<神・中>阪神先発・下柳

 【阪神7―3中日】何とか踏ん張った。阪神・下柳が5回1/3を2失点の好投。40歳を超えてのポストシーズン勝利は50年の若林(毎日)以来58年ぶりの快挙だ。開口一番「矢野が苦心してリードしてくれた」と同級生の恋女房を持ち上げた左腕には負けられない理由があった。昨年CS第1ステージ初戦。中日相手に先発も3回1/33失点KO。勝利へと導けなかったことが何よりも悔しかった。

 初回を3者凡退に封じて、味方の大量点を呼び込んだ。持ち味の低めへの変化球で2回以降は毎回走者を背負ったが最少失点で切り抜けた左腕に岡田監督も「一番大事なところで、ナイスピッチングやったよ」と賛辞を送った。
 チームを崖っ縁から救ったがまだ満足はしていない。「しっかり準備しておきますよ」。ベテラン左腕の視線は巨人との第2ステージに向けられていた。

 <JFKキッチリ>6回に下柳を救援したアッチソンが後続を断つと、7回以降はウィリアムス、久保田、藤川とJFKが無失点できっちり締めた。立浪、荒木から三振を奪うなど150キロを超える直球で9回を3者凡退に斬った藤川は「いずれ終わるけど、できるだけ長く監督とハイタッチをしたい」と言葉に力を込めていた。

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2008年10月20日のニュース