松井秀、左ひざ手術成功 来季復帰に照準

[ 2008年9月24日 06:00 ]

左足手術後、報道陣の質問に答える為につえを使う松井秀

 ヤンキースの松井秀喜外野手(34)が22日(日本時間23日)、ニューヨーク市内の病院で左ひざの手術を受け、成功した。手術は内視鏡で傷ついた軟骨や破片を除き、午後6時頃から約1時間半で終了。約5時間後につえを突いて病院を出てくると「チームはまだ戦っていますが、僕の中ではもう来年。あすからリハビリを始めます」と話した。23日から自宅で患部周辺の筋肉を鍛え、来季に向けた戦いをスタートさせる。

 昨年11月に右ひざに受けたものと同じ手術で、全治は3カ月。昨年より53日早く行ったことで「来年のキャンプインには今年の開幕くらいの状態になる計算」という。早ければ年内にランニング、打撃を再開。執刀したロデオ医師によれば、右ひざよりも軟骨の破片が多かったという。巨人時代の98年に痛め、10年以上付き合ってきた古傷だが「これでお別れできればいいですけどね」と祈るように話した。来季は契約最終年だけに「守備ができる体をつくる。もちろん外野手としてだけど、やってくれとなれば内野でも外野でも」と意気込む。新スタジアムで迎える09年。両ひざに不安のない新生ゴジラに生まれ変わって帰ってくる。

 ≪21日球場備品 窃盗18人逮捕≫ヤンキースタジアムのレギュラーシーズン最終戦となった21日オリオールズ戦の試合中、同球場の備品を盗んだとして18人が逮捕された。ヤ軍は新たに警備チームを組んで対応する方針。また同試合で使用された野球用具が、今秋から野球殿堂博物館に展示されることが決定。同球場最後の本塁打を打ったモリーナのスパイク、主将のジーターのバットなどが寄贈される。

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2008年9月24日のニュース