東野初完投!巨人32年ぶり12連勝!

[ 2008年9月24日 18:21 ]

6安打2失点でプロ初完投勝利をマークした東野

 【巨6―2広】巨人が引き分けを挟んで32年ぶりの12連勝。1回に小笠原の適時打などで2点を先制。6回は李スンヨプが適時打、7回は4長短打などで3点を加えた。前夜の引き分け試合でも1イニングを投げている東野は6安打2失点でプロ初完投勝利で2勝目をマークした。広島はシーボルの2失策が痛かった。

 ≪連投!≫一つの黒星が命取りとなる阪神とのマッチレースが続く中、巨人は1976年以来となる32年ぶりの12連勝(1分け挟む)を飾った。
 この日のヒーローはプロ2度目の先発マウンドに上がった東野だった。4年目右腕は2失点でプロ初完投勝利を挙げた。原監督は「最後まで代える材料が見つからなかった。東野の投球に刺激される先発投手は多いはず。それぐらいのいい投球をしてくれた」と手放しで褒めた。
 前日の延長12回に登板した後、尾花投手総合コーチからこの日の先発を告げられても、東野は驚かなかった。「順番的には僕。あると思った。前回投げてから、ずっと先発で投げたいと思っていた」。疲れより先発できる喜びが勝っていた。
 直球は内外角の低めに決まり、スライダーやカーブでタイミングを外す。終盤には「自信はないが、次につながるようにと思って使った」とフォークボールを試す余裕もあった。「先発の経験もあまりないし、プロで完投したことがない。ペース配分を考える余裕はなかった」と謙遜したが、112球の投球数は好投したことを示している。
 生きのいい若手が、さらに勢いを加えた巨人。長いチームの歴史に新たな1ページを刻む快進撃は、まだまだ続きそうだ。

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2008年9月24日のニュース