斎藤佑 6回8Kで20歳1勝も「50点」

[ 2008年9月21日 06:00 ]

<東大・早大>6回を無失点と上々のピッチングを披露した斎藤

 東京六大学野球第2週第1日は20日、神宮球場で2試合が行われた。第1試合は今季初登板となった早大の斎藤佑樹投手(2年)が東大を6回2安打無失点8奪三振に抑えると、打線も16安打16得点と爆発。立大とともに先勝した。

 【早大16―0東大】20歳で迎えた初のリーグ戦。2季ぶりにチーム開幕投手を務めた斎藤は、最速144キロの速球を軸に6回2安打無失点1四球にまとめた。大差がついた5回終了後。交代を告げられると一瞬だけ不満の表情を浮かべたが、応武監督に諭され受け入れた。「完投するつもりでした。最後まで投げたい気持ちはあったけど。やむを得ないですね」。意地を見せるように6回は3者連続三振。制球が乱れる内容に「50点」と辛口評価も、余力は十分残していた。
 「5勝と無四球」を目標にした春は3勝2敗。四死球は大学で最多の15だった。投球時に下半身のブレを感じていたが、世界大学選手権(7月、チェコ)ブラジル遠征(8月)と続いた過密日程の合間の走り込みで「ブレはなかった」と手応えを感じた。9月上旬に群馬の実家でビールとワインを口にし“出陣式”も済ませた。応武監督は「他にもいい投手がいる」と交代理由を説明したが「本番は強い」と変わらぬ信頼を示した。
 「開幕投手のシーズンは優勝している。その意識はある」と斎藤。2季ぶりのリーグVへリベンジのシーズンが幕を開けた。

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2008年9月21日のニュース