松井秀 14日マイナーで実戦復帰!

[ 2008年8月13日 06:00 ]

リハビリ開始後初めてスパイクを履いてベースランニングをするヤンキースの松井

 フロリダ州タンパで左ひざのリハビリを続けているヤンキース松井秀喜外野手(34)が14日(日本時間15日)にもマイナー戦で実戦復帰する。故障者リスト入り後、初めてスパイクを履いて本格的なベースランニングを行った松井は、屋外フリー打撃でも鋭い打球を連発。1週間のマイナー調整を経て、22日(同23日)の敵地オリオールズ戦での戦列復帰を目指すことになる。

【ヤンキーススタジャン


 最終ハードルを前に松井の表情は自然と引き締まった。「近いうちに試合ができると思う」。左ひざ痛で戦列を離れて50日。ようやくの実戦復帰だ。

 14日にもマイナー戦出場が濃厚となり、この日はタンパのマイナー施設で、故障者リスト(DL)入り後、初めてベースランニングを行った。まずは本塁から一塁を駆け抜けた。次に本塁から一塁を蹴って二塁を狙う動きを2本行い、一塁から二塁へも3本走って計6本。8割程度の走りながら、ランニングシューズではなく、DL入り後初めてスパイクを着用した。土をしっかり踏みしめた松井は「久しぶりだったけど大丈夫でしたよ」と不安はない。

 屋外フリー打撃では87スイングで17本のサク越え。「打つだけだったら問題ない。あとは(生きた球に)対応できるかどうか」と自信を見せれば、打撃投手を務めたコーチも「本当にいいスイングをしている。マイナー戦に出る準備はできている」と太鼓判を押した。

 ジラルディ監督は松井の復帰について「マイナーで1週間調整すればマツイには十分だろう」と語っている。14日からマイナーで数試合に出場。早ければ22日からの敵地、オリオールズ戦で戦列に復帰する見込みだ。

 最後の実戦は6月22日レッズ戦だが「打って、走ってと必要なメニューはある程度こなせた」。マイナー戦を駆け抜けて、松井がメジャーの舞台に戻ってくる。

続きを表示

2008年8月13日のニュース