金本決勝3ラン!阪神にマジック再点灯

[ 2008年8月13日 18:17 ]

<巨人・阪神>10回阪神無死一、二塁、金本が右越えに勝ち越し3ランを放つ。投手藤田

 【神4-2巨】阪神が延長戦を制し、連敗を5で止め優勝へのマジックナンバー「36」が再点灯した。対象チームは巨人。阪神は7月22日に優勝マジックを初めて点灯させたが、5日に消滅していた。1―1の10回に2四球で無死一、二塁とし、金本が勝ち越しの19号3ランを放った。

 投手戦が続き、1―1の延長10回。阪神は関本、鳥谷が続けて四球を選び、クルーンを攻め立てる。次の打者は金本。ここで巨人ベンチは左の藤田にスイッチした。その2球目。内角の146キロをフルスイングした打球は、右翼席に消えた。

 「久しぶりに芯でとらえた打球」と胸を張った金本。右方向へ強い打球を打つイメージは出来上がっていたと言う。「うまく開かずに打てた」。タイミング、バットの軌道も完ぺきだった。

 5連敗中で、金本は「きょうはみんながつなぐ気持ちだった」と強調した。鳥谷が打席に向かう際、岡田監督は鳥谷を呼び「一発狙え。バントはないから。ゲッツーでもいい」とささやいた。それでも鳥谷は制球難のクルーンから冷静に四球。金本のつなぎの気持ちも3ランに結び付いた。

 「しのいでしのいで、辛抱した勝利」と岡田監督も大きな1勝をかみしめる。主砲の一振りで、再び阪神に優勝マジックが点灯した。

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2008年8月13日のニュース