茎崎ファイターズ 逆転勝ちで準決勝進出

[ 2008年8月13日 06:00 ]

<前栽アスレチックス・金田ジュニアクラブ>準決勝進出を決めて笑顔で抱き合う前栽アスレチックスのエース・沖中真珠と竹中宥人捕手

 スポニチ主催の高円宮杯第28回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント第3日は12日、茨城・水戸市民など2会場で準々決勝4試合を行った。11年ぶりの茨城勢優勝を目指す茎崎ファイターズは4回、打者10人の猛攻で一挙5点を奪い、川之江橘スポーツ少年団(愛媛)に6―3で逆転勝ちした。8年ぶりの和歌山勢優勝を狙う西脇少年野球クラブは主砲・村田悠馬(6年)の逆転2ランで鷹岡少年野球団(静岡)を下した。13日は準決勝2試合を行う。

【組み合わせ
試合結果


上野拓真が小さな体で大仕事!!

佐賀県勢初Vへ 高浜先頭打者弾

石川主将 完ぺき選手宣誓!

 茎崎ファイターズ3連投のエース左腕・上野拓真(6年)の踏ん張りに打線が応えた。1点を追う4回、先頭・池田尋(6年)の右越え二塁打を皮切りに5安打を集中して6―2と逆転した。1死満塁から勝ち越しの中前打を放った武内健悟(6年)は「二塁手の手前でバウンドが変わった。去年はフライばかりを打ち上げて初戦敗退。強いゴロを打つ気持ちでいったのがよかった」と笑顔。ティー打撃を1日300球。厳しい練習の成果が貴重な1打となって結実した。

 <奈良・前栽アスレチックス 沖中、効果的超スローボール>エース・沖中真珠(6年)が山なりの超スローボールを駆使して相手打線を4安打2失点に抑えた。1点を追う5回には自らの二塁内野安打と3年時からバッテリーを組む竹中宥人(6年)の中前適時打で逆転。初出場ながら4強まで駒を進めてきた。「球が遅すぎるとストライクを取ってもらえないのでこれでもちょっと速めにしてます」と沖中は奈良勢初の全国制覇へ自信をのぞかせた。

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2008年8月13日のニュース