由伸復帰へ 尚成、スンヨプも間近?

[ 2008年6月14日 06:00 ]

原監督(左)にボールをあげてもらいティー打撃をする高橋由

 腰痛のため2軍で調整していた巨人・高橋由伸外野手(33)が、14日の楽天戦(Kスタ宮城)で「1番・右翼」で先発復帰する。13日、仙台での1軍練習に合流。フリー打撃や外野ノックなどをこなして、5月3日のヤクルト戦(神宮)以来42日ぶりの実戦に備えた。

 真っ黒に日焼けした高橋由が円陣で復帰のあいさつを行うと、一斉に拍手が起きた。全体練習では原監督がティー打撃のトスを上げる中、フルスイングを披露。守備練習でも軽快な動きを見せた。「楽しみな部分もあるし、1カ月以上空いているから不安な部分もある。力以上のことはできないし、頑張るよ」と明るい表情で語った。原監督は「噂通りのいい選手だね。期待していますよ」と冗談交じりに話しながら、期待を寄せた。打順は1番に座ることが決定的で篠塚打撃コーチは「3、4、5番の前に走者をためる形ができればいいね」とリードオフマンの働きに期待した。
 練習後は仙台市内の焼き肉店で、監督や選手、裏方を含めた全スタッフで決起集会も開いた。不調で2軍落ちしている高橋尚や李スンヨプも復調してきており、巻き返しへ向け徐々に戦力は整いつつある。
 「あすは久しぶりの外でのデーゲームだから、集中力を持って戦うことが大事だと思うね」と指揮官。5割復帰へ、初の貯金へ、高橋由がけん引する。

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2008年6月14日のニュース