ダブル松井が激突、秀喜がマルチ安打

[ 2008年6月14日 10:52 ]

試合前に談笑するヤンキース・松井秀(左)とアストロズ・松井稼

 米大リーグは13日、交流戦が再開され、ヤンキースの松井秀喜外野手はヒューストンで行われたアストロズ戦に「5番・左翼」で出場、第1打席は二ゴロ、第2打席は左飛、7回の第3打席で左前打、9回の第4打席で二塁内野安打をを放ち、4打数2安打。打率を3割2分5厘にまで上げた。

 アストロズの松井稼頭央内野手は「2番・二塁」で出場し、2打席目までは無安打も、5回の第3打席で遊撃内野安打を放ち7試合連続安打とした。第4打席は空振り三振で4打数1安打だった。
 試合はヤンキースが2-1で競り勝った。

 ≪松井秀、2安打放つ≫2安打で打率を3割2分5厘に上げたヤンキースの松井秀だったが、好投したアストロズのシャコンに脱帽だった。唯一バットの芯でとらえたのは7回の左前打。「スライダー。難しい球だったけど、うまく打てました。コントロールが素晴らしかった。甘い球がなかった」と話した。
 ヤンキースはようやく今季最多タイの貯金2となり「まだまだだと思いますよ。こういう勝ちが続いていかないと」。
 ≪悔しさ隠せず≫接戦を足でかき回したアストロズだったが、最後は9回1死一塁の好機を盗塁死で失い、1―2で負けた。
 5回に遊撃内野安打で出て二盗を決めた松井稼は「相手のピッチャーのモーションが大きかった。チャンスがあればどんどん走っていくということ」と7度盗塁を試み4度成功の攻撃を振り返った。それでも一歩届かずの敗戦に「いいところでアウトですから…」と悔しさを隠せなかった。

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2008年6月14日のニュース