東洋大　１３点コールドで東北福祉大下す

　【東洋大１３―０東北福祉大】東洋大が１３安打１３点の猛攻で５回コールド勝ち。圧勝で４強に駒を進めた。今秋ドラフトで巨人などが上位指名候補に挙げる捕手・大野も３回に右前適時打、４回に三塁適時内野安打と２安打２打点。乾―内山の完封リレーを引き出す好リードに巨人・中村スカウトは「ほかと比べても抜きんでている」とあらためて高く評価した。主将を務める大野は「打てたのは良かったが最後をきっちり締めたかった」と謙虚。昨年はエース大場（現ソフトバンク）を擁しながら準々決勝で敗退しているだけに「もう一度修正して頂点を狙いたい」と気を引き締めていた。

　＜東北福祉大　真壁「涙も出ない」＞０４年夏にダルビッシュ（現日本ハム）とともに甲子園を沸かせた東北出身の右横手右腕・真壁が先発も２回２／３で５失点ＫＯ。同校ＯＢの阪神・金本が見守る中で惨敗して「屈辱的な負け方で涙も出ない。みんなに申し訳ない」とうなだれた。３月に右ひじを痛め今春リーグ戦は１回だけの登板。本格的な投球練習を再開したのは５月からで「また１から出直したい」と再起を誓った。