杉内完投、ソフトバンク3連勝

[ 2008年6月14日 21:01 ]

完投で6勝目を挙げたソフトバンク・杉内

 【ソ3―1横】ソフトバンクの杉内が完投で6勝目を挙げた。打線は6回に松中、小久保の連続適時打で3点を奪い、逆転した。チームは3連勝。

 横浜は打線に元気がなく、得点は金城のソロ本塁打のみ。那須野は6回に自らの失策で崩れた。 

 最後は伸びのある速球で、この日10個目となる三振を見逃しで奪った。マウンド上で気持ち良さそうに左拳を握り締めてガッツポーズ。杉内が、4安打で9回を投げ切り、6勝目を挙げた。

 1回、先頭の金城に一発を浴びた。本塁打を食らったのは、4月25日以来。「逆に気合が入った。(長いこと本塁打を打たれていないのは)分かっていたけど、打たれるもの。なるべく少なく、ね」。いきなりの失点にも動じず、2回以降は直球、変化球とも普段通りの切れを取り戻した。

 これで今季6完投。日本ハムのダルビッシュと並んでリーグトップタイと、頼りになる。前回の登板(7日)でも延長10回に力尽きてサヨナラ負けしたものの、一人で投げ抜いた。「接戦で最後までいくのは、すごく気分がいい。精神的に強くなる」と力強い。

 先に6勝を挙げていた和田、大隣の2人に追い付く勝利に「僕だけ出遅れるわけにはいかなかった」。同じ左腕として、エースが意地を見せた。

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2008年6月14日のニュース