香田Jrは投手断念から5番・左翼つかむ

[ 2008年6月14日 06:00 ]

 東海大翔洋・香田将平は口元を引き締めた。「オヤジは3回甲子園に行っている。この夏がボクのラストチャンスだし、すべてを懸けます」。父は巨人の1軍投手コーチ。佐世保工のエースとして3度甲子園に出場、プロでも巨人、近鉄で通算67勝54敗11セーブの成績を残している。投手として入学したが昨春断念。その際は電話で「落ち込んでいてもダメ。やらなきゃならないことがあるだろ」と諭され、目が覚めた。以降は打撃に磨きをかけ、今春静岡大会は5番・左翼として3位に貢献した。今では「投手で抑えた時より、ヒットを打てた時の喜びの方が大きい」と父に感謝しながら、激戦区の頂点を目指す。

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2008年6月14日のニュース