黒田 コメント誤訳でKOされる

[ 2008年6月14日 06:00 ]

<パドレス・ドジャース>三回裏1死満塁、 カーリンに押し出しの四球を与えマウンドで呆然とする黒田

 【ドジャース0―9パドレス】ドジャースの黒田がメジャー初勝利を飾ったパドレスに返り討ちにあった。2回1/3を5安打6失点で6敗目。メジャー最短KOに「初回がすべてだった。気持ちが乗っていく前にやられた。こういう形になってとても残念です」とうなだれた。

 初回連打の後、3番のジャイルズに右越え3ランを浴び、リズムを崩した。4番A・ゴンザレスにも左翼席へ運ばれメジャー初の連続被弾。最初の4人に対し、直球とシュートだけを連続12球。無四球完封を飾った前回6日のカブス戦で効果的だったスライダーを交える前に痛打された。
 相手のパ軍も必死だった。4月4日の対戦後に黒田が「こんなにあっさり勝てるとは思っていなかった」と発言したことを、パ軍側は「パドレスを倒すのは簡単だった」と誤訳。ナインが“打倒・黒田”と一丸となった。投げ合った昨季サイ・ヤング賞のピービは「実はみんなけんか腰で黒田にぶつかっていったんだ」と明かした。
 厳しいコースをボールと判定される不運もあったが「ルーキーなので経験と思ってやるしかない。今日で終わりじゃないので切り替えてやるしかない」と自分に言い聞かせるように力を込めた。

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2008年6月14日のニュース