ツタ帰る 甲子園でセレモニー

[ 2008年6月14日 13:21 ]

甲子園球場で行われたツタの里帰りセレモニーで、記念植樹をする高校生と日本高野連の脇村春夫会長

 プロ野球阪神の本拠地で高校球児のあこがれの舞台である甲子園球場で14日、リニューアル工事に伴い伐採された名物のツタの里帰りセレモニーが行われた。

 「ツタの里帰り」は2000年に日本高野連の全加盟校に贈られたツタを同球場の外壁に再生させるというもの。生育状況が良好な233校が参加して09年3月に植樹を実施する予定で、この日は全参加校の「里帰り」に先立ち、近畿6府県の高校が代表して記念植樹などを行った。
 日本高野連の脇村春夫会長は「一度消えたツタがこれからも続くというのは甲子園の伝統。ほかの球場にはこういうのはない」と感慨深げに話し、兵庫・琴丘高の黍原涼介主将は「今度はぼくたちがここでプレーするために頑張りたい」と夏に向けて力を込めた。

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2008年6月14日のニュース