初回に高橋退場も…長谷川が好救援

[ 2008年6月14日 17:53 ]

1回途中から緊急登板し、3勝目を挙げた広島・長谷川

 【広8-1西】広島は緊急登板の長谷川が好投した。1回1死満塁で先発の高橋を救援、8回途中まで本塁打による1失点にしのいで3勝目を挙げた。打線は2回に倉の適時二塁打で先制し、4回までに6点をリード。西武は岸の乱調が響いた。

 突然の出番にも広島の長谷川は動じなかった。先発高橋が首の違和感で1回1死満塁で降板。このピンチを13年目の右腕が救った。

 「絶対に抑えるつもりだった。気持ちを強く持った」。G・G・佐藤を落差のあるフォークボールで空振り三振に仕留めると、続く中村もフォークで空振り三振。その後も打者一人一人に集中し、8回途中まで9三振を奪い、ソロ本塁打による1失点でしのいだ。
 自らのピンチを救う投球でもあった。先発した8日の前回登板は5回途中8失点で5敗目。「(前回から)気持ちを修正した。とにかく低めに投げることを考えた」。背水のマウンドで、ベンチの信頼をつなぎ留めた。

 「これまでふがいない投球だった。今後はきょうのような投球をしたい」。端正な顔に充実感が漂った。

 ▼広島の高橋は1回1死一、二塁からブラゼルに死球を与えた直後、首の張りで降板した。病院には行かず、アイシングで処置した。今後については、状態を見て決める。

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2008年6月14日のニュース