明大圧勝!8季ぶりVへ“マジック1”

[ 2008年5月25日 06:00 ]

 明大が完全優勝に王手をかけた。東京六大学野球春季リーグ戦第7週第1日は24日、2試合が行われ、第1試合は明大が岩田慎司投手(4年)の7回途中まで2失点の力投で7―2と法大に勝利。25日の2回戦に勝利すれば、04年春以来、8季ぶり32度目の優勝が決まる。第2試合は立大が9―3で東大に快勝。東大は21季連続の最下位が確定した。

 【明大7―2法大】12安打7得点と打線が爆発し、8季ぶりの優勝へ、ついに“マジック1”とした。今季から指揮を執る善波監督は「重圧はあります。まだ1戦ある」と緊張した表情で語ったが、4季連続Vを狙った早大から勝ち点を奪い、勢いに乗るナインは投打の柱を中心にこの日も伸び伸びとしたプレーを見せた。
 先発、抑えにフル回転のエース・岩田は6回0/3を8安打2失点。昨春のオープン戦で右肩腱断裂の重傷を負い、約2カ月間ボールを握れなかったつらい時期を思い返したそうで「あの時、今の自分は想像できなかった…。あす(25日)決めたい」と熱い思いを口にした。5打数4安打と大暴れの4番・小道も「まだ経験のない優勝の味を早く味わいたい」と目を輝かせた。ムードは最高潮。25日に一気に優勝をつかみ取る。

 <東大 100失点突破…>2点を追う4回に岩間の右前適時打などで同点とし、昨秋立大1回戦以来の勝利に執念を見せたが、鈴木が12安打9失点と奮わず、9連敗で最下位が確定した。今シーズンの失点はこれで102。06年春以来通算7度目となる1シーズン100失点超えに中西監督は「失点は気にしないがバッテリーが弱気。もっと打者とのケンカがうまくならないと」とカツを入れた。

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2008年5月25日のニュース