巨人　Ｇ・Ｇ、中島にやられっ放し

＜西武・巨人＞４回無死、Ｇ．Ｇ．佐藤に続き、石井義（左）にソロアーチを浴び、がっくりする先発・野間口（中）

　【巨人２―４西武】気持ちを切り替えるしかなかった。巨人は強打の西武に力負け。連敗で借金３となった原監督は「中島、Ｇ・Ｇ・佐藤に勢いがあった？対策は立てているんだけど…。切り替えます」と会見を締めた。

　初回に小笠原の犠飛で２試合連続で先制したが、この日も先発が踏ん張れない。野間口が４回にＧ・Ｇ・佐藤、５回は中島に一発を許すなど５回途中４失点。この２連戦で２人に計６発を含む１０安打９打点を献上した。ミーティングでは内角攻めをあらためて確認したが「内角を強く意識させる制球力がなければ変化球も生きない」と西山バッテリーコーチ。６月８、９日の次回２連戦（東京ドーム）への課題を残した。
　開幕から阪神、中日の上位２強に分が悪く、交流戦も同じ流れ。ロッテ２連戦は打線が計２０得点で連勝も、好調・西武を前にして鳴りを潜めた。投手陣に至ってはその４試合で計３０失点。ここ１０試合で先発に白星がない。２軍で好調なバーンサイドが昇格する可能性もあるが、いずれにしても計算できる先発は不在。まずは勝率５割を目指して一丸となるしかない。