マー君3週間ぶりの5勝目!楽天3連勝

[ 2008年5月25日 21:58 ]

6回ヤクルト2死一塁、武内の打球を一塁手山崎武が好捕し、マウンドでほっとした表情を見せる田中

 【楽10-2ヤ】3週間ぶりの白星に、屈託のない笑顔が戻った。「気持ちで向かっていく」と宣言して臨んだ交流戦の初登板。楽天の田中が7回を2失点でしのぎ、5勝目をつかんだ。

 11日のロッテ戦、18日の西武戦と、2度続けて5回持たずにノックアウトされていた。調整中にたどり着いた結論は原点回帰。「技術の問題もあるけど、腕を振ることだけを考えた」と、気迫を前面に出してヤクルト打線に立ち向かった。

 2―0の3回に畠山の二塁打で同点とされたが、その後は無失点で踏ん張り味方の猛攻につなげた。6回には無死一、三塁から遊ゴロで、プロ初打点を記録。「(打撃は)おまけだけど、点になってよかった」と、一層気を良くした様子だ。

 ただし、野村監督は「悪かった。バランスが取れていない」と辛口の評価。気迫は力みと紙一重でもある。降板直前は足がつりかけていたというのも、バランスの乱れが一因か。春先から腰の違和感を訴え、万全の投球ができていないのは事実だ。「これから連勝できるように頑張りたい」と田中。技術的な修正が必要なのは本人も承知だろう。今後も真価が問われるマウンドが続きそうだ。

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2008年5月25日のニュース