楽天リリーフ安定　貯金１で３位浮上

＜楽天・横浜＞先発で２勝目を挙げた楽天・ドミンゴが、日本語で「やったー！」とお立ち台から叫ぶ（右は藤井）

　【楽天２―１横浜】楽天は５月９日以来２週間ぶりの貯金１、３位浮上にも野村監督は浮かない顔だった。「手放しで喜べない。相手に随分助けられた」と不振を極める横浜ゆえの勝利だったと強調した。３回は４四球で押し出しの１点のみ。４回も無死から３連打しながら１点だけ。「少年野球から高校野球のレベルに上がったばかり。最低でも２軍の野球はしたいんだが…」と独特の表現で拙攻をぼやいた。

　ただ１点差を守り切る“勝利の方程式”は完成しつつある。指揮官も「リリーフ陣は少しずつ見えてきたかな」と評価した。ドミンゴを継いだ川岸、有銘が８回の１イニングを抑えると、９回は小山が３者凡退で２日連続のセーブ。「真っすぐでファウルを取れるようになってきた」と小山は今季序盤、出遅れた分を取り戻す構えだ。