阪神 7回に一挙5点!西武下す

[ 2008年5月25日 17:32 ]

 【神5―1西】阪神が7回の集中打で逆転勝ち。代打葛城の同点打に始まり、四球を挟んで赤星、新井、金本の3連打などで一挙に5点を挙げ、継投で逃げ切った。貯金は最多タイの16。西武は3連勝でストップ。小野寺、岡本真が救援に失敗した。

 互いに首位を快走する阪神と西武。そのチームカラーは180度違う。長距離打者をずらりと並べ、両リーグトップの72本塁打をマークしている西武に対し、阪神は12球団最少の20。一発攻勢こそないが、今季の阪神はつなぐ野球で勝ってきた。この日も終盤、打線が“線”となった。
 0―1の七回。2死二塁から、代打の葛城が小野寺のフォークボールを中前にはじき返した。「ずっと打っていなかったのでうれしい」と喜ぶ23打席ぶりの安打が、貴重な同点打となった。
 さらに、前日のソフトバンク戦で九回二死満塁から逆転打を放った赤星が続く。連日殊勲のタイムリーが飛び出すと、勢いはもう止まらない。平野の四球の後は新井、金本の連続適時打。暴投もあって、この回一挙5得点。赤星は「きのうのきょうで打てた。それがチームの勝ちにつながった」と笑顔を見せた。
 見事な集中打で、初めて交流戦の初戦をものにした。「あの点差なら逆転しないといけない。みんなよくつないだ」と岡田監督。会心の勝利で、貯金を再び最多の「16」に戻した。

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2008年5月25日のニュース