オリックス 逆転で連敗ストップ

[ 2008年5月25日 17:44 ]

7回、カブレラの中前打で勝ち越しの生還をした一輝(左端)を迎えるオリックスナイン。左から2人目は大石監督代行

 【オ10-3横】オリックスが今季チーム最多の18安打で逆転勝ちし、連敗を3で止めた。1―2の七回、代打一輝の二塁打、カブレラの中前打など5長短打を集めて一挙6点を奪った。3番手の清水が2季ぶりの勝利。横浜は今季初の6連敗となった。

 加藤が最後の打者を三振に仕留めると、オリックスの大石監督代行は選手たちと次々にハイタッチを交わした。コリンズ前監督の辞任で、急きょ指揮を執ることになって3試合目。「長かった。ほっとしている」。ようやくつかんだ勝利の味をかみしめた。

 自身の代打起用が流れを呼び込んだ。1―2の7回1死二塁。「フリー打撃でいい当たりをしていたからね」と、好調を見抜いていた一輝を打席に送った。采配は見事的中し、右中間フェンス直撃の同点二塁打。これで打線に火が付き、この回計5長短打で一挙6点。八回にも3点を加えるなど、今季チーム最多の18安打と打ちまくった。

 電撃的だった指揮官交代。不安だけを抱えて始動したように見える大石体制だが、ローズは「コリンズ監督は怖かった。雰囲気が明るくなったよ」と言えば、北川も「コミュニケーションが取りやすくなった」と表情は明るい。

 観戦に訪れた宮内オーナーの祝福も受けた大石監督代行は「一丸となって一つ一つ戦っていく」と一体感を強調し、巻き返しを誓った。

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2008年5月25日のニュース