池田、思い出の大会で“万感V”

[ 2009年10月25日 17:36 ]

最終日、18番でホールアウトし、笑顔でキャディーと抱き合う池田勇太

池田が4勝目で賞金トップ!遼くんは20位

 【ブリヂストン・オープン】ウイニングパットを沈めると、池田は痛めている右手で小さくガッツポーズを作った。地元の千葉で賞金ランキング首位の座を奪い返し「グリーン上で泣きそうになったけど、我慢したよ」と万感の思いを語った。
 面白いようにロングパットを決めた。4番(パー4)では15メートルを決め、8番(パー3)では13メートルのスライスラインを読み切った。17番でボギーをたたくまでに8バーディーを記録。同組で回った久保谷が「すごすぎる。宇宙人のようなゴルフだよ」とあきれる圧倒的な強さだった。
 小学生のときに初めて観戦した思い出の大会。4日間ともに右手にテーピングをしてのラウンドとなったが「痛いとかいえない。(最後は)きょう1日持てばいいと思った」。この1戦に懸ける思いをぶつけた。
 ランキングのトップに立った賞金については「1試合勝てば逆転できる差。意識すると普通にゴルフができない」と話す一方「ことしいっぱい、この位置を守れるように頑張りたい」とも話す。23歳の池田、18歳の石川。どちらが制しても史上最年少となる賞金王争いはマッチレースの様相を呈してきた。

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2009年10月25日のニュース