東芝が3連勝で5勝目/トップリーグ

[ 2009年10月25日 17:34 ]

コカ・コーラウエスト―東芝 後半、相手ディフェンスを振り切り突進する東芝・大野

 ラグビーのトップリーグ第7節最終日は25日、コカ・コーラウエスト広島スタジアムで1試合を行い、2連覇を狙う東芝はコカ・コーラウエストを55―22で下し、3連勝で5勝2敗の勝ち点27とした。コカ・コーラウエストは4勝3敗で同17。

 東芝は先制点を許したが連続攻撃で圧倒し、計8トライで快勝した。
 前半戦を終えて勝ち点33の三洋電機が首位に立ち、31のサントリー、27の東芝が続く。リーグは約1カ月の中断を挟み、11月28日から第8節が再開される。

 <東芝8トライ圧勝≫タックルされても次々とつないでいく。わき出るフォロー。東芝らしい連続攻撃で8トライを奪い、今季チーム最多となる55得点。「東芝らしい試合がやっとできるようになった」と広瀬主将が誇らしげに言った。
 前節からバックスの布陣を大幅に入れ替えた。ハンドリングのいい仙波と冨岡でCTBを組ませ、FBだった宇薄を広瀬とともにWTBに起用した。瀬川監督は「ボールを動かすためのメンバー構成で、満足のいく出来だった」と喜んだ。
 昨季リーグ最多の78トライを奪った東芝も今季は得点力不足から既に2敗を喫していた。前半23分に大きく抜け出し、勝ち越しトライにつながるパスを出した冨岡は「今季一番の内容。後半戦に向けてチームに弾みがつく」と巻き返しに手応えを感じていた。

 ≪暗い表情の向井監督≫コカ・コーラウエストは開始30秒過ぎにトライを奪う鮮烈なスタートも、結局は大敗。向井監督は「もう少し競った試合ができると思ったのに…。守りが機能しなくてトライを量産された」と暗い表情だった。
 試合終了間際はゴール前まで攻め込んだが、トライは取れず。既に大差はついていたが、計4トライならボーナス勝ち点1が入る場面だった。三根主将は「ミスで終わった。取りきる力が欠けている」と反省していた。

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2009年10月25日のニュース