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マラドーナ超えた!パレルモ最年長ゴール

[ 2010年6月24日 06:00 ]

<ギリシャ・アルゼンチン>後半44分、2点目のゴールを決めてガッツポーズするアルゼンチンのパレルモ

 【W杯1次リーグB組 アルゼンチン2―0ギリシャ】1次リーグ3戦目で手にした出場機会。後半35分から初めてW杯のピッチに立ったパレルモが大仕事をやってのけた。終了1分前にこぼれ球を蹴り込んで初出場初得点。36歳277日でのゴールはアルゼンチンでW杯史上最年長記録となった。

 「厳しい試合で残り10分から得点できるとは思わなかった。最高のゴールで値段はつけられない。神様に感謝している」
 99年南米選手権コロンビア戦でPK失敗3度の珍記録を達成。予選終盤にマラドーナ監督から10年ぶりの招集を受けるまでW杯と縁がないと思われていた。しかし、09年10月の南米予選ペルー戦で後半ロスタイムに劇的な決勝点。W杯出場に貢献した。度重なる故障や愛息の死を経験。母国では激動の人生そのものが「映画のよう」と言われる。FWイグアイン投入を訴えたコーチに反対し「さあ、得点してこい」と苦労人をピッチに送った指揮官も「パレルモ主演の映画はまだ終わりそうにない」と笑った。
 「凄い選手がそろっているチームで得点できて本当にうれしいよ」とパレルモ。アルゼンチンが層の厚さを見せつけた。

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2010年6月24日のニュース