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中沢 最後のW杯で集大成ボンバー弾決める

[ 2010年6月24日 06:00 ]

ボンバーヘッドを狙う中沢日本代表DF中沢佑二

 【W杯南アフリカ大会・E組日本】“最後のW杯”で日本代表DF中沢佑二(32)が集大成のボンバーヘッドを決める。負けたら終戦となるデンマークとの大一番に向け、中沢は言葉に力を込めた。

 「ここに来てるメンバー、(試合に)出られるメンバーは多分、今後2度と味わえないかもしれない試合。それなりのプレッシャーはあると思いますけど、そういう舞台でできる喜び、幸せを感じて思い切ってプレーしたい」
 06年6月のドイツ大会後、1度は代表引退を表明。その後、オシム前監督の熱烈なラブコールに応じる形で07年2月に日本代表に復帰し、岡田ジャパンではW杯メンバー発表前まで主将を務めるなどチームを支えてきた。だが、次の14年ブラジル大会は36歳。今大会が最後のW杯となることが濃厚なだけに、自らの代名詞でもある“ボンバーヘッド”を決めたい気持ちは強い。
 岡田ジャパンの先発11人の中で中沢の代表通算17得点は最多。そのうち実に12得点が“ボンバーヘッド”によるものだ。低い位置でブロックを作って守る守備的戦術をとる日本にとって、最大の得点のチャンスはセットプレー。CKや距離のあるFKの場面では、闘莉王とともにターゲットとなる中沢にかかる期待は大きい。

 ≪W杯での中沢≫02年日韓大会は最終メンバーから落選。06年ドイツ大会はDFラインの要として1次リーグ全3試合にフル出場を果たした。今大会はカメルーン、デンマーク戦にフル出場。

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2010年6月24日のニュース