×

とりあえず決勝Tのガーナ くすぶり続ける指揮官とMFの火種

[ 2010年6月24日 11:03 ]

 【W杯南アフリカ大会・D組 ガーナ0-1ドイツ】勝ち点4のガーナは得失点差でD組2位。アフリカ勢唯一の決勝トーナメント進出国となった。ドイツに敗れ、落胆したのもつかの間、直後にセルビア―オーストラリアの結果がスコアボードに表示されると、アユーとパンティルは国旗を持ってスタジアムをウイニングラン。パンティルは「(1次リーグ突破には)すごく興奮したし、ほっとした」と安どの表情を浮かべた。

 ラエバツ監督も「良い試合をお見せできたと思う」と満足げ。それでも「失点した時間帯は、こちらの方が優勢だったが…。なぜあのようなミスをしたのか理解できない」と後半15分にフリーでエジルに決められたシーンを悔やんだ。

 チームの課題は得点力不足に悩むFW陣だ。1次リーグで挙げた2ゴールは、ともにギャンのPKによるもの。10人で守っていたセルビア、オーストラリアの牙城を突き崩すことはできなかった。ドイツ戦でも相手を4本上回る17本のシュートを打ちながら、ゴールラインを割ることはできなかった。

 オーストラリア戦後の問題行動で代表追放とも報じられたMFムンタリとラエバツ監督の不協和音も悩みの種。この日は後半途中から出場し、2本のシュートを放った。試合後は「納得のいかない負け方だが、忘れて前を向くことが大事。次はゴールを決めたい」と、26日の米国戦でみそぎのゴールを決めることを約束したが、チーム状態は万全とはい言えず、火種は依然くすぶり続けているようだ。

続きを表示

2010年6月24日のニュース