米国１位突破！ドノバンが起死回生弾！

ゴールを決めて喜ぶドノバン（左）

　【Ｗ杯１次リーグＣ組　米国１―０アルジェリア】０―０の後半ロスタイム、エースのドノバンがゴール前にこぼれたボールを突き刺した。

　同時進行の同組もう一戦で、イングランドが前半に先制していたため、引き分けなら１次リーグ敗退となる状況で起死回生のゴール。２００６年ドイツ大会では２敗１分けと、１勝もできずに１次リーグで姿を消した米国が、鮮やかに１次リーグ１位で決勝トーナメント進出を決めた。

　２大会ぶりの１６強入りを決めた、ドノバンは「この４年間、色々なことを考えてきた。こんな素晴らしい結果になってうれしい」と声を震わせた。このゴールはドノバンにとって国際Ａマッチ４４ゴール目、Ｗ杯では４ゴール目をなり、パテナウドの米国記録に並んだ。

　ブラッドリー監督も１勝２分けと１次リーグ負けなしの結果に「本当に特別な気分だね。選手たちを信じていた。とにかく誇りに思う。勝ち点５で１位通過できて非常にうれしい」と語った。

　昨年６月、Ｗ杯前哨戦のコンフェデレーションズ杯で無敗を誇っていたスペインを破って決勝進出してから１年後の“ミラクル米国”再現。再び快進撃が始まる。