ドイツとガーナが決勝トーナメント進出！

ゴールを決めて喜ぶドイツのエジル

　サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）南アフリカ大会第１３日は２３日、１次リーグの最終戦を行い、Ｄ組ではドイツがガーナと対戦し、１－０でドイツが勝ち、Ｄ組のもう１試合はオーストラリアがセルビアを２－１で下したため、２勝１敗のドイツが１位、１勝１敗１分けのガーナは、オーストラリアと勝ち点で並んだが、得失点差で、２位となり決勝トーナメント進出を決めた。

　大会前に所属クラブの試合でドイツのバラックがガーナのＫ・ボアテングにタックルを受けて負傷し、Ｗ杯出場を断念した因縁もある顔合わせだ。

　１次リーグ第２戦でセルビアに敗れ、１勝１敗のドイツは勝てば決勝リーグ進出が決まるが、引き分けだと敗退の可能性もあるだけに、何としても勝ちがほしいドイツは、１８日のセルビア戦で退場となり、この日出場できないＦＷクローゼの代わりにカカウが先発。また、ガーナのＫ・ボアテングと、ドイツのボアテングは異母兄弟。Ｗ杯史上初の兄弟対決も注目されている。

　前半はともに無得点で後半へ。ドイツが押し気味も、なかなかゴールに結びつかない。

　後半１５分、ドイツがついに先制。右サイドのミュラーから中央でパスを受けたエジルが、左足でゴール左隅へシュートを突き刺した。

　結局、このまま１－０でドイツが勝ち、Ｄ組のもう１試合はオーストラリアがセルビアを２－１で下したため、ドイツが１位、ガーナが２位で決勝トーナメント進出が決まった。

　ドイツは２７日にＣ組２位のイングランドと、ガーナは２６日にＣ組１位の米国と対戦する。