槇原敬之、涙声で回想 KANさんとの共演、ムチャぶり演出も「全部楽しい思い出。もっとやりたかったな」

[ 2023年11月25日 20:32 ]

シンガー・ソングライター槇原敬之
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 シンガー・ソングライター槇原敬之(54)が25日放送のFM COCOLO「槇原敬之・Sweet Inspiration」で、12日に61歳で亡くなった同業で親交が深かったKANさんとの思い出を語った。

 一番印象に残っていることとして、NHKの番組共演を挙げた。KANさんが槇原との共演を望んで実現したといい、2人でビートルズの「ロール・オーヴァー・ベートーヴェン」をカバー。「KANさんに“両方ピアノを弾くアーティストだから、ピアノじゃなくギターを持ってやりたい”って言われて。僕とKANさんが横並びでギター持って歌った」と笑った。

 「僕はビートルズも知らないし、ギターも僕はうそで弾いてる。あの頃、僕は生真面目だったんで、なんでこの人は僕にこういう事をさせるんだろうって思ってた」と打ち明けたが、「今映像を見ると答えが分かるというか…すごいな!って思います。ギターを持って僕に歌わせるっていう面白さ。ユーモアというか、ひねってるよなあ!ってとこもあるし、すごく楽しかったなと思います」と、KANさんならではの発想とユーモアセンスを絶賛した。 

 さらに、KANさんらがホストを務めたFM COCOLOの人気恒例イベント「風のハミング」の思い出も。「僕にはKANさんがアメフトの衣装を着るという情報が入ってなくて、すごい衝撃を受けた。あれ、衣装をわざわざ作ってるんですよね。あ、やっぱりこの人は何でも一生懸命、本気でやるんだなと感じた」という。

 グロッケン演奏やコントなど相変わらずムチャぶりも連続されたが、「全部楽しい思い出として残ってます。なんかもっとやりたかったなあ…って気持ちがありますね」と言った後、「あ…ダメだ。そう思うとちょっと寂しくなってきちゃう。涙が出てしまうんでやめましょう…アハハ」と涙声で語り、鼻をすすった。

 「いろんなアーティストの方がKANさんと積極的にいろいろしてたのに、なんで僕はもっと会わなかったんだろうと。亡くなった後に後悔したんです、実を言うと。だって楽しかったんだもん、KANさんと音楽やるの」と惜しんだ。
 

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