和田アキ子 伊集院静さんを悼む「大好きな人…色気あった」 かつておでん店に「一人で来てくれて」

[ 2023年11月25日 12:53 ]

和田アキ子
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 歌手の和田アキ子(73)が25日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜前11・00)に出演。肝内胆管がんのため24日に死去した作家の伊集院静さん(享年73)を追悼した。

 伊集院さんは10月初旬に肝内胆管がんと診断され、治療のために執筆活動を休止していた。和田は「びっくりしましたねえ」と切り出すと、「先月ですよね、(治療専念が)発表されたの。すぐ電話したんですけど、直留守(番電話)で、電波の届かないところか、電源が。それを3回ぐらいやったかな、それでもそうだったんで。私、じゅっちゃんって呼んでるんですけど、じゅっちゃんが、私に限らず皆さん拒否してるんだなっていう」と振り返ると、「でも本当は今年中にお見舞いいきたいなと思ってたんですよ」と話した。

 「よく昔飲み屋が一緒で」。かつて和田が六本木の屋台のおでん店で「食べてたらお行儀悪い人が指つっこんだりしたから、“やめてよそれ”って言ったら“何が悪いんだ”ってちょっとケンカみたいになって。“そういうこともあったのよ”ってじゅっちゃんに言ったら、その近くの店でよく飲んでたから、“じゃ行こうじゃないの”って言って、その若者をずっと待ってて、来なかったりとか」との思い出を語った。

 また銀座のおでん店では「“さっき伊集院さんお見えで。そのお店の前がクラブで。そこに行かれました”って。“じゃ、今度会ったらよろしく言っといて”とか言ったら、じゅっちゃん一人で来てくれて。“みんなが帰るとか言ってたから、寂しいでしょう”とか言って。なんか、そういうのあったり」としみじみと話した。

 アシスタントのフリーアナウンサー・垣花正も伊集院氏に何度が会ったことがあり、和田のラジオに出演していると話をすると、「“そりゃまた随分ご苦労なことで”。必ず伊集院さんがそうおっしゃるのが面白くて」と回顧した。

 和田はさらに「もう一人お世話になった、アートディレクターの長友啓典さん、2人で一回お会いした時に、“もうあかん、しんどいわ”って。“どうしたんですか”って言ったら、六本木の、当時としてはゲイバーっていうかクラブ、珍しかったんですけどそこにカラオケが入ったからって。(伊集院さんと)2人でカラオケの“あ”から始まって、『ああ上野駅』から“わ”まで全部歌い切ったらしいんですよ。夜の7時くらいから朝の6時くらいまで。そんで“喉から血が出た”って。“もう大人が何してますのん”」とのエピソードも明した。

 「だから友さんと、今頃天国で飲んではんのかなっていう」と語ると、「大好きな人でした。なんか、(代表作の)『大人の流儀』もそうですけど、色気あったもんね。残念です。ご冥福をお祈り申し上げます。本当に寂しいです」と悼んだ。

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