横浜流星主演 25年大河「べらぼう」 来年は紫式部題材「光る君へ」 “異例”2年連続戦わない大河

[ 2023年4月28日 04:50 ]

2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺」で主演を務める横浜流星
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 俳優の横浜流星(26)が2025年放送のNHK大河ドラマで主演を務めることが27日発表された。タイトルは「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」。

 制作統括を務める藤並英樹氏は企画背景について「ラジオ放送開始から100年となる節目に、現代日本のエンタメの原点でもある蔦屋重三郎を取り上げたかった」と説明した。今作は江戸時代中期が舞台。大河の見どころの一つである合戦シーンは出てこない。来年放送の「光る君へ」も紫式部を描く物語で合戦シーンはなく、2作連続で異色の大河が続くことになる。

 さらに今作の主人公の蔦屋重三郎は、歴史的な知名度が低い人物。SNSなどでは「蔦屋重三郎って誰?」などの声が上がった。現在放送中の「どうする家康」でCG技術を多用するなど、近年の大河は新しい試みが取り入れられる傾向にある。これまで「…直虎」や「麒麟がくる」などを手がけてきた藤並氏は「いわゆる合戦はないが、心中や飢饉(ききん)など人の生死は絶対描かれていく。大河という壮大な物語の中でさまざまな登場人物の人生を描ければ」と語った。

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