「藤井棋聖」に笑顔「現状では慣れない」 色紙に記した「探究」の意味「探究心を持って盤上に」

[ 2020年7月17日 11:08 ]

<棋聖戦戦一夜明け>一夜明け会見で笑顔を見せる藤井聡太棋聖(撮影・後藤 正志)
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 藤井聡太新棋聖(17)が初のタイトル獲得から一夜明けた17日午前、大阪市の関西将棋会館で会見した。「探究」と書かれた自筆の色紙を披露し、終始、笑顔を見せていた。

 自ら色紙に記した「探究」という言葉について「この度、タイトルを獲得できましたが、将棋というのは本当に難しいゲームでまだまだわからないことばかりだなと思う。これからも探究心を持って盤上に向かっていきたいという思いを込めました」と説明。

 「藤井棋聖」と呼ばれることには「現状では慣れない感じがしますが」と笑いつつ「これから徐々にタイトルホルダーとしての立ち振る舞いなどを勉強して行ければな、と思っています」と気を引き締めた。

 5人目の中学生棋士。これまでの4人がタイトルを獲っていたことに「自分としては意識はしていなかった」と明かし「過去に中学生棋士になられた方々は素晴らしい実績を残された方ばかりなので、そこに少しでも近づけたのは良かったなと思うし、これからも先輩方の姿勢を見て自分自身も成長できたらなと思っています」と力を込めた。

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