復興へのプレーボール~陸前高田市・高田高校野球部の1年~

カキは語る 津波は13・7メートルの高さに到達

[ 2011年10月14日 06:00 ]

約13メートルの高さに流れ着いた養殖カキの残骸が津波の恐ろしさを物語る

 沿岸部はがれきの数こそ減ったものの、依然として津波の爪痕が深く残っている。震災前は地元の物産店などが入り、観光客にも人気があった「道の駅陸前高田」は今も廃虚となったまま。海岸を眺めることのできる階段には、地上から13・7メートルの地点に赤い線が引かれ、その高さまで津波が押し寄せたことが分かる。さらに養殖していたカキの残骸が無残にぶら下がっている様は、訪れた者に津波の恐ろしさを無言で訴えている。

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