高田松原第１球場、解体作業始まる

　陸前高田市の海岸沿いに立っていた高田松原第１球場の解体作業が始まった。一昨年から改修工事を行っていた同球場では、昨年３月１５日にこけら落としの一戦としてイースタン・リーグの西武―楽天戦が予定されていたが、その直前に震災が発生。津波により車がバックネットに突き刺さるなど壊滅状態となり、取り壊されることになった。高田高校野球部ＯＢの坂井一晃さんは「昔はよくあそこで練習して隣の砂浜を走ったりしたものです」と寂しそうに話した。