大経大・横山が異例二刀流デビュー「両方継続する」明石商143キロ右腕、大学で野手兼任へ

[ 2024年4月8日 15:29 ]

関西六大学開幕節3回戦   大経大8―1神院大 ( 2024年4月8日    南港中央 )

<大経大・神院大>公式戦初登板を1回1失点で終えた大経大・横山(撮影・河合 洋介)
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 大経大が神院大を8―1で下し、開幕節を2勝1敗として勝ち点を挙げた。

 打線が9安打8得点と点差を広げると、8―0の9回には、1年生の横山楓眞がリーグ戦初登板を果たした。制球に苦しんで2安打1四球を許すも、力強い直球を中心に押し込み、1回1失点で試合を締めた。

 「全然ダメでした。力を出し切れずに反省点ばかりです」
 1、2回戦は野手として途中出場しており、新入生が開幕節から異例の投打二刀流デビューをかなえた。

 侍ジャパンや阪神などでコーチを歴任した高代延博監督は「8点差あったので、大丈夫だろうと思って横山を出した。本人も投手と野手の両方をやりたいと言っている。(二刀流を)継続すると思いますよ」と言及した。

 最速143キロ右腕の横山は、明石商(兵庫)で3年夏にエースとして兵庫大会準優勝をけん引。投打二刀流として上々の大学デビューを果たし、「大卒で絶対にプロに行くという気持ちをぶらさずにやっていきたいです」と決意を新たにした。

 ◇横山 楓真(よこやま・ふうま)2005年(平17)5月7日生まれ、兵庫県神戸市出身の18歳。下畑台小2年時に野球を始め、桃山台中では神戸中央リトルシニアに所属。明石商では1年夏からベンチ入りし、3年夏に背番号1。1メートル85、87キロ。右投げ右打ち。

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