今永昇太にドジャース指揮官も脱帽「速球は間違いなくいいし、チェンジアップ、スプリットが最高の持ち球」

[ 2024年4月8日 11:26 ]

ナ・リーグ   カブス8-1ドジャース ( 2024年4月7日    シカゴ )

<カブス・ドジャース>2回、ドジャース・テーラーから三振を奪うカブス・今永(撮影・光山 貴大)
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 カブスの今永昇太投手(30)が7日(日本時間8日)、本拠地で行われたドジャース戦に先発登板。4回を投げ2安打無失点3奪三振で相手に二塁も踏ませない文句なしの投球を披露したが、試合が4回裏1死一、三塁の場面から雨天中断となり、2時間51分後に再開されたことを受け、そのまま無念の降板となった。ドジャースの大谷翔平投手(29)を2打数無安打に抑えるなど、メジャーデビューから2試合連続で勝ち投手の権利を得るまであと1回だったが、冷たい雨に泣く結果となった。それでもチームは8-1で快勝し、ドジャースに2勝1敗で勝ち越した。

 注目された大谷との日米通じて初の対決は、力でねじ伏せた。初回1死無走者、カウント3-2から3球続けてファウルとされた後だ。内角高めにこの日最速の94・4マイル(151・9キロ)速球を投げ込み、大谷のバットが空を切った。気温9度の寒さで雨もパラつく中、この日も日本時代と同じ半袖姿で熱投。力勝負で奪った空振り三振に本拠地スタンドから大歓声があがった。さらに、3回2死無走者で迎えた2度目の大谷との対戦も、91・2マイル(146・7キロ)直球で三邪飛に抑えた。大谷に投じた全11球のうち8球が直球という真っ向勝負で、今永ここにありを強烈にアピールした。

 試合後、取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督は今永の投球について「彼はよかった。メジャーリーグの投手としての仕事量をどうこなしていくかは興味深い。ただ、93、94マイルの速球は間違いなくいいし、チェンジアップ、スプリットが彼の最高の持ち球だ。他の変化球もたまに投げていた。洗練された投手だというのはわかるし、自信を持っていた」と印象を語った。

 雨の中断の影響で今永は4回限りで降板したが「コンディションが良くなかったが、天候が許せばもっと長いイニングを投げられていただろう」と振り返った。

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