カブス指揮官 2試合計10回無四球の今永昇太の制球力評価「ストライクゾーンに投げ続けてくれた」

[ 2024年4月8日 12:35 ]

ナ・リーグ   カブス8-1ドジャース ( 2024年4月7日    シカゴ )

試合後に会見するカブスのカウンセル監督(撮影・杉浦 大介通信員)
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 カブスの今永昇太投手(30)が7日(日本時間8日)、本拠地で行われたドジャース戦に先発登板。4回を投げ2安打無失点3奪三振で相手に二塁も踏ませない文句なしの投球を披露したが、試合が4回裏1死一、三塁の場面から雨天中断となり、2時間51分後に再開されたことを受け、そのまま無念の降板となった。ドジャースの大谷翔平投手(29)を2打数無安打に抑えるなど、メジャーデビューから2試合連続で勝ち投手の権利を得るまであと1回だったが、冷たい雨に泣く結果となった。それでもチームは8-1で快勝し、ドジャースに2勝1敗で勝ち越した。

 注目された大谷との日米通じて初の対決は、力でねじ伏せた。初回1死無走者、カウント3-2から3球続けてファウルとされた後だ。内角高めにこの日最速の94・4マイル(151・9キロ)速球を投げ込み、大谷のバットが空を切った。気温9度の寒さで雨もパラつく中、この日も日本時代と同じ半袖姿で熱投。力勝負で奪った空振り三振に本拠地スタンドから大歓声があがった。さらに、3回2死無走者で迎えた2度目の大谷との対戦も、91・2マイル(146・7キロ)直球で三邪飛に抑えた。大谷に投じた全11球のうち8球が直球という真っ向勝負で、今永ここにありを強烈にアピールした。

 カブスのクレイグ・カウンセル監督は「昇太は素晴らしかった。(ホーム)開幕戦の時と同じだった。得意なことをやり、何より重要なことにストライクゾーンに投げ続けてくれた」と開幕から2試合、計10イニングで無四球の制球力を評価した。

 また、「彼は自身の仕事を果たしてくれていた。最高だったよ。母なる自然に阻まれてしまったが、いい仕事だった。球数的にはもっと長いイニングを投げられるはずだったが、降雨がそれを許さなかった」と雨天中断による降板を残念がっていた。

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