開幕1軍確実 広島2年目の久保 途中出場から“プロ初本塁打” 新井監督「十分なものを見せてくれた」

[ 2024年3月23日 06:30 ]

オープン戦   広島2ー2ソフトバンク ( 2024年3月22日    ペイペイD )

<ソ・広>9回、同点本塁打を放った広島・久保(左は赤松コーチ)   (撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 広島・久保が2年目で初の開幕1軍を確実にした。最後の福岡遠征で野手18人に残り、途中出場から“プロ初本塁打”。新井監督から「十分なものを見せてくれた。楽しみ」と示唆された。6回から中堅に就き、7回は中堅左への飛球に飛び込んで好捕。9回に回ってきた唯一の打席では会心の同点弾を左中間テラス席へ。昨季は2軍でも一本も打てなかった本塁打に「入るとは思わなかった。興奮していたので覚えていない」と声を弾ませた。

 22年ドラフト7位。支配下枠では最後から2番目に名前を呼ばれ、12年創部の大阪観光大から初のプロ野球選手になった。強肩と俊足が武器。課題の打撃では大学時代にヤクルトや近鉄などでコーチを務めた特別アドバイザー・伊勢孝夫氏の手ほどきを受けた。昨季は故障もあって1軍出場がなく、今春は初の1軍キャンプ抜てきから着実に成長を示した。「まだまだ課題だらけ。まだまだ納得していない。出たからには持っているモノを全て出し切るつもり」。“新戦力”として堂々の名乗りを上げた。

 ◇久保 修(くぼ・しゅう)2000年(平12)9月29日生まれ、大阪府出身の23歳。石見智翠館(島根)では甲子園出場なし。大阪観光大では1年春から近畿学生リーグ2部で出場し、1部復帰の4年春はベストナイン。22年ドラフト7位で広島入団。23年9月20日に1軍初昇格も出場機会なし。昨季は2軍61試合で打率・190、0本塁打、6打点。1メートル81、83キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月23日のニュース