鶴岡慎也氏 ダルビッシュvs大谷の初対決は「お互いがお互いを認めるような2打席」

[ 2024年3月23日 18:35 ]

パドレス対ドジャースの開幕戦で第1打席、ダルビッシュに打ち取られた大谷(撮影・光山 貴大)
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 元日本ハムの鶴岡慎也氏(42)が23日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)に出演。20日に日米通じて初めて実現したパドレス・ダルビッシュ有投手(37)とドジャース・大谷翔平投手(29)の対戦について語った。

 ダルビッシュは自身にとって2年ぶり4度目となる開幕投手として韓国・ソウルの高尺スカイドームで行われたドジャース戦に先発。今年1月のキャンプ時は大谷対策について「大谷君は左ピッチャーのスライダ―がうまく打ててないんだったら、それを打とうとする。その時に何が苦手、何を打ってるか、直近をわかっとかないと」と、データを踏まえ打席ごとに攻め方を変えると作戦を話していた。

 迎えた開幕戦のマウンド。初回、無死一塁でいきなり「2番・DH」でスタメンの大谷と対戦し外角のツーシームで遊ゴロに抑えた。鶴岡氏は「大谷選手はランナーが一塁にいるから引っ張りたい意識が強いと思う。ダルビッシュ選手がそういう気持ちを分かっているので、引っ張れると思ったところから少し(外角に)逃がしましたよね」と分析した。

 3回は2死走者なしで高めのツーシームを大谷が右前打。この場面を鶴岡氏は「大谷選手、(韓国チームとの対戦で)韓国人ピッチャーの高めのツーシームとかフォーシーム系を空振り三振してるんですよ。直近の傾向もダルビッシュ選手の頭の中にあったし、元々高めで空振り取れるピッチャーなんですよ。それを思い描いて投げたんですよ」と振り返った。また、同じ球種でも球速を変えて投げ分けていたといい「お互いがお互いを認めるような、そういう2打席でしたね」と両者の初対決に大満足の様子だった。

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