日本航空石川・中村監督 センバツ出場の近江や日本航空の友情応援に「本当にありがたい話。心温まる」

[ 2024年3月23日 10:08 ]

<センバツ雨天中止 日本航空石川> 室内で練習する日本航空石川ナイン(撮影・大森 寛明)
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 第96回選抜高校野球大会第6日に行われる予定だった23日の3試合は、天候不良のため中止となった。中止となるのは今大会初めて。

 第1試合に予定されていた日本航空石川(石川)と常総学院(茨城)は甲子園の室内練習場で調整を行った。

 室内練習を見守った日本航空石川の中村隆監督は、順延の影響について「特に変わりなく、今日の朝もこれまでも、1試合目の時間帯で起きて、散歩してっていうふうにやってきました。明日、仕切り直しでまた同じように過ごすだけなんで。この後も少しだけ練習して、昼からはゆっくりする。特に変わらずやりたいと思います。明日はやると思っています。雨の中だったり、グラウンドコンディションがあまり良くない中での試合となると思いますので、それをイメージさせて、濡れたボールで投げなくちゃいけないとかというのもある程度想定しながらやっていきたい。」と話した。

 元日に能登半島地震で被災し、全国から支援を受けているそうで「震災以降、支援していただいた方々が、自分たちの身の回り以外にも全国から、また大学だったり、同じ高校野球をやっている仲間から本当にたくさんの支援をいただいてきましたので、その方たちも“本当に自分たちも地元だと思って応援しているよ”と言ってくれる人が多くて。本当にその人たちに支えられてここまで来た。本当に感謝しかかないので、その人たちのためにも元気はつらつとプレーすることと、やはり勝利を届けるということが一つの恩返しになるのかなと思っています。思い切って子どもたちにはのびのびと自分たちのパフォーマンスが出せるように、声かけして、雰囲気をつくっていきたい」と話した。

 また、同じくセンバツに出場する近江(滋賀)、日本航空(山梨)の吹奏楽部も友情応援を受けることにも「本当にありがたい話。友情応援ということでやっていただくと学校からも聞いていたので。近江さんは自校も甲子園に出ていましたし、そんな中で曲のレパートリーを増やしてうちのやつをやってもらうと考えると、本当に心温まるというかありがたいと思います」と感謝していた。

 第2試合は八戸学院光星(青森)-星稜(石川)、第3試合は熊本国府(熊本)-阿南光(徳島)が予定されていた。

 第7日以降は当初の予定から1日ずつ延ばし、決勝は3月31日となった。第6日のチケットは日付指定のため無効となり、払い戻される。

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